八木医院

神奈川県横須賀市の小児科・アレルギー科|八木医院

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食物アレルギー負荷テストについて

食物負荷テストについて

最近食物アレルギーに因るショック死が注目されています。
そのためアレルギー検査で陽性が出ると除去する傾向があり、除去する必要がないのに除去しており、成長期に必要なビタミン不足になっている場合があるそうです。
陽性の場合でも、どのくらい摂取できるか知っておくと、本人も周りの人達も安心です。
食品の種類によってはあまり必要でない物もありますが、成長などに必要な食品もありますので、よく検討する事が重要です。
又、集団行動の一つである給食で、不必要な特別な意識を自他共に与えなくてすむ場合もあります。

いつ行うべきか?

食物負荷テストを行う時期は、やはり親御様の元を離れ集団行動に入る前が良いと思います。
集団の中では、親御様の側にいる時のような注意深さを保つ事は不可能です。
そこで、患児が集団行動に入る前に食物負荷テストを受け、食物除去報告書(診断書)を提出する事によって、集団の中でも守る手助けになります。

どこでできる?

食物負荷テストは、アレルギー科の看板を掲げているだけではできません。
神奈川県内でも非常に少なく、ほとんどが入院して行います。例えば、国立相模原病院(海老澤先生)、県立こども医療センター(栗原先生)は、日本でも非常に有名です。そこでの食物負荷テストは3~4ヶ月待ちだそうです。
八木先生も旧国立小児病院で両先生方達と同時期仕事をして、アレルギーの専門医を取得しました。
そして、食物負荷テストの申請をして、認可されております。
ただし、当院は入院設備がありません。
そこで、負荷テストを行う場合環境的要因を排除した後、体調を見計らって行います。
要は、アレルギーの抗原である食物を調べたいのに、他にも抗原(例えばダニや杉等)があり、その影響下では正確なテスト結果が得られない場合があるため、家庭内の環境や本人の体調を見極めてから始めたいと思っています。
そのため、来院されてすぐ当日いきなり食物負荷テストはできません。
準備期間を設けて行いますので、余裕ある計画をお考えください。

方法

個人差はありますので同じ方法とは限りませんが、一般的なお話をします。
まずアレルギー検査(採血)にてアレルゲンを特定し除去の対象かを判断し、環境指導を行います。
そして、本人の体調を見極めた上で、テスト当日負荷対象の食べ物を家庭からお持ち頂き、点滴をしながら先生の指示される量を少しずつ一定時間を開けながら摂取して頂き、3時間以上かけて観察します。
それから、ご家庭にて指導される量を毎日摂取して頂き、1~2週間おきに定期的に来院して頂き、食物量を徐々に増やしていきます。
もちろんその間にアレルギー反応を起こした場合は、必ず来院して頂きますが、必ず摂取する時間は朝と指導します。これは、対処しやすいからです。
重篤な方の場合には、家庭ですぐに対処できるエピペンを家庭内にご用意して頂く時もあります。

エピペンについて

アレルギー検査で陽性に出ても、1~6のクラスがあり食物の種類によっては症状の出方は様々です。
陽性のクラスが低くても、ショック症状の出る人には、エピペンが必要な時があります。
エピペンは、2年前までは保険外でしたが、最近は保険適用となりました。
このエピペンは、使用期限が短く未使用のまま破棄となる場合がありますが、ある種の安心料です。
使用の仕方については、本人、ご家族、幼稚園や小学校の先生方も知っておくべきです。
医療機関でないその状況下で唯一患児の命を救う手立てに成る事です。